2021 山菜ハンティング
五月中旬、春も盛りで山間に山菜の季節が訪れました。今回は山菜採りです。
(今回は雨ばかりで写真少な目です)
おそらく、ここに来るのはこれが4度目かな。ギョウジャニンニクを始めとして様々な山菜が安定して採れるので、釣り仲間の定番スポットです。
当初、私と師範とコバさんの3名で行く予定でしたが、師範が珍しくドタキャン。理由は会社から受けろと言われて渋々やっている資格試験の勉強だそうな。
一方、相変わらずやる気満々のコバさん。私と深夜0時に国立府中のコンビニで待合せをする。
コバさん「アイゼン忘れちゃったよ」
私「え?!雪渓登るけど大丈夫?」
コバさん「ま、何とかなるでしょ」
といきなり衝撃の告白。「ちゃんとしたアイゼン持って行った方がいいよ」って自分で言っていたのにw
(コバさんは雪渓を何度か滑り落ちた前科あり)
一抹の不安を抱えつつ・・・そのまま高速道路に入り、長い峠道を走り、山菜の里へ向かいました。
長い道中、コバさんと仕事や家族など色々な会話をしながら進みます。コバさんは釣りも山菜も、成果へのこだわりが誰よりも強い。仕事に対してもコバさんの立ち位置は揺らぎが無いようで、コバさんの合理的でひたむきな仕事への考えに感心しながらも、昔からの釣り友達の知らなかった側面を知って興味深かった。
さて、明け方に車止めに到着。小雨が降っていてイマイチやる気がわかない私の横で、コバさんはそそくさと準備している。ようやく私の準備が整って車を出た時に雨は止んでいた。
所々に雪が残っているが、例年より少ない印象。昨年も少なかったようだ。
今回は久々の山菜採りで、二年前の記録を見ながら準備していた。
足回り:ミッドカットのゴアテックス登山靴(写真は使用後で超汚い)、ロングスパッツ。12本爪アイゼンはザックの中へ。
ザック:モンベルのバランスライト40。フレームレスの軽量シンプルザックだが山菜やマイタケ採りには十分。ショルダーハーネスにカラビナを付けて、買い物袋をぶら下げた。
衣類:アンダーはファイントラックの上下。化繊のミッドレイヤー。アウター上下はゴアテックスの雨具。今日は降ったり止んだりだろうから最初から雨具を着る。コバさんは上下ワークマン雨具で、山菜とマイタケの時は3軍装備としているみたいだw
ツール:最近、山菜採りしか出番の無い山屋の魂「ピッケル」。見た目は登山者です。
ウコギ系の樹木を引き寄せたり、雪渓登山での安全確保に使用。
腰には今回DIYショップで買ったツールポケットを付けた。ウド用スコップ・ギョウジャ用ハサミ・コゴミやフキノトウ用の小型ナイフなど刃物一式を入れた。これは山菜採りの標準装備になりそうだ。
ここは同じ時期、雪渓が左右に壁のように残っていた道。今年はほとんど無い。
冬季は車両は通行止めとなる登山道を歩いていく。時折雪渓が残っている。雨は降ったり止んだり。
地図アプリにマーキングしてあったコシアブラポイントでコシアブラをゲット。
タラの芽を時々採取しながら進む。立派なタラの木が多い。ハリギリはまだ芽が小さい。ウドも例年より少なめかな。コゴミはやや伸びすぎが多かった。
そして、山菜を採りながら登山道を7kmほど歩き、ようやくギョウジャニンニク沢に到着。ここからがメインイベントだ。
私だけ12本爪アイゼンを装着w
前回は山頂まで続いていた雪渓。早くも口を開けているのが見える。
沢沿いに雪渓が大きく残っていると、ギョウジャが生えている標高まで雪渓登山で登れるのだが、今年は雪が少ない。しばらく登ると雪渓がぱっかりと口を開けていて、轟々と水が流れていた。これ以上はもう登れない。
私「ダメだね。これじゃあ。」
コバさん「尾根から藪漕ぎで行けるよ。前にも行ったことあるし。」
マジか・・・かなり上だよな・・・。
とても藪漕ぎで辿り着けそうな気がしない。
アイゼンが無いので身軽なコバさん、ストックを畳んですぐに藪へ突入していった。私は突然邪魔になったピッケルを胸前に装着し、藪では取り回しづらい12本爪アイゼンを付けたまま、すぐにコバさんの背中を追う。
雨がどんどん本降りとなっていく。雨具のフードを被っても雨と汗で服はグチャグチャになる。コバさんはどこにいるのかもう見えない。藪を進んでも進んでも、ピッケルやアイゼンが引っかかって、なかなか標高を上げられない。悶絶しながら藪を掻き分け斜面を登っていく。
途中でコバさんが待っていて、あの斜面だよと緑の斜面を指差す。まだまだ先じゃんか。そして、コバさんはまるで猿のようにまた藪の中へ消えていった・・・。
再度、猛烈な藪の中を突き進むこと2時間くらいだろうか。登山靴の中もグショグショ。ウンザリしたころにやっと開けた斜面に出た!
一面に緑が広がり、所々にギョウジャニンニクの大群生が見える。
「おおお!ここは凄い!ニンニク畑だ!!!」
地獄の藪漕ぎだったが、一瞬で心が晴れわたる素晴らしい光景が広がっていた。
その群生の中で夢中でギョウジャニンニクをレジ袋に詰めている男が見えた。
狩猟本能の鬼、コバ氏であった。急な泥斜面でアイゼンも着けず器用に忙しく動き回っていたwww
ここは過去に採っていた斜面とは別の斜面で、ここにもギョウジャニンニクの大群生があった。私もレジ袋一杯に採取したが、二人では到底採り切れない大群生が斜面にずっと広がっていた。
二人とも十分にギョウジャニンニクを採って、また藪斜面や雪渓を下って登山道に戻った。アイゼンを外して登山道を降りていく。
途中で泥斜面を少し降りてウドを掘ったり、雪渓の横に生えるフキノトウを採ったり、コゴミやハンゴンソウを採りながら歩いていく。
今回は今まで気づかなかったコシアブラの木をいくつも見つけることができた。コシアブラの樹皮、樹形、葉の色や形や艶。生えそうな斜面などが分かってくると、次々にコシアブラを見つけることができた。
今回の山菜採りでコバさんと私はコシアブラサーチアイを身に着けたようだった。
今回唯一の山菜写真w
車に戻ってザックを降ろす。
持ってきた豚バラ肉とギョウジャニンニクを炒めて昼食。ギョウジャニンニクはニンニク的な香りや味と野菜的な食べ応えがあって、それでいて、豚バラ肉のパンチに負けていない。やっぱり旨いなあと実感。
その後、露天風呂にて、雨で冷え切って泥だらけの身体をきれいにして、また長い道のりを二人で帰っていった。
さて、山菜採りはアフターも非常に重要だ。
翌日の夜は義母を招いて、息子と妻と四人でナガイモ家は山菜フェスティバル!
山形出身の母はハンゴンソウの香りと味が凄くお気に入りみたいだった。
何度も「あれ?なんて山菜だっけ?」と私に聞いていたw
フキ味噌/ウド味噌/コシアブラ・ウド・その他山菜天ぷら/ハンゴンソウおひたし/コゴミのシーチキンとナッツ和え/コゴミのだし醤油とおかかのおひたし/ウドのクリームチーズパスタ/山菜料理の王者(と勝手に呼んでいる)ギョウジャニンニク豚バラ炒め
年に一回の山菜イベント。
私も仕事やプライベートで師範の様に行けないこともあるけど、人生短し、出来る限り一期一会の山遊びを楽しんでいければ良いなと思った。
おしまい
2021年GW釣行 ~10年前の思い出の渓~ 二日目
さて、二日目です。
夜はかなり気温が下がった。おそらく氷点下ギリギリくらい。
師範とコバさんはそれぞれのシェルターで寝たが、私はタープの下でごろ寝。
それでも私は、かなり熟睡で一番最後に目が覚める。
(シュラフ:モンベル #4 ULダウンハガー+シュラフカバー:イスカ 3レイヤーゴアテックス+マット:モンベル エアマット)
コバさんと師範は寒くて早々に起きていたらしい。今日も変人と言われる。
俺、ワイルドでしょ?
落石や増水からも安心。落葉が敷き詰められた快適なテン場。
多少、傾斜しているのが残念。
コバさんはエアマットからずり落ちていたようだ 笑
タープは完全閉店してしまった秀山壮の3m角タープ。
そして、私が起きたころにはもうシェルターを片付け始めていた師範 笑
コバさんと師範のベッドルーム。
ヘリテイジ クロスオーバードーム2G 一人用
ほぼ結露無しだったらしい。まあ今日はタープも結露しなかったけどね。
ちなみにこれ、私も下山後にポチってしまった。(結構高いのよね)
朝食は師範作チャプチェ。
コバさんによって、醤油漬けの後に燻製にされてしまった岩魚。
飴色に光ってきれい。
今回、唯一の岩魚の写真 笑
朝食後、テン場を撤収してまた重いザックを背負う。
今日は快晴だ。
少し沢を降りて、隣のN沢に入ることにした。
コバさんは8mもある渓流竿を新調していた。
ブランクはカーボン無塗装らしい。
やっぱり今日も全然釣れん 涙
アプローチが長いので、ここで納竿。
沢の出会いまで降りて、昼食をいただいて下山です。
昼はコバさん作の挽肉多めのボロネーゼ。師範にビールを半分もらう。
下山中に会ったテンカラ師に聞いたら、3年ぶりにこの渓に来たそうで登山道が荒れていて驚いたと言っていた。この渓は一昨年の台風の傷からまだ再生途上なのかな。
脱渓点まで下山。チェーンスパイクを装着して、ストックを出す。
10年ぶりの渓に別れを告げて脱渓
これから急な尾根を登り、登山道に出て、難所を越えて、長い歩きを経て車止めへ。
日が暮れる前に帰れるかどうかだなー。
日が沈み、月が昇る。
遠く山塊を望む景色は10年前と何も変わらない。
10年ぶりの渓は以前に比べてあまりにも貧果だったけれど、以前のような悔しい気持ちは無く、また思い出として記憶に刻まれていくなあと温かい気持ちになった。
10年前は今より7kgも体重が重く、ヘトヘトになって戻ってきたけれど、今はウルトラマラソンやトレランの効果と体重減で、10年前よりもずっと楽に下山できた。
「今回は割と楽だったなー。」
私の呟きに、師範とコバさんは無言だった。
おしまい。
2021年GW釣行 ~10年前の思い出の渓~ 一日目
今年のGWはどの沢へ行こうか~?
コバさん・師範とLINE協議の結果、行先はかつて何度も通った南アルプスの渓に決まった。
10年前まで師範と5回も通った渓。当時は尺を超えるヤマトイワナも釣ったし、少しだけどキノコや山菜も採った。秋にはサルナシや山ぶどうも採った思い出の渓だ。
しかし、もう10年以上も前。
記憶も曖昧で、どの支流でどのくらい釣れたかあまり思い出せない・・・年だね。
夜通し高速を走り車止めに到着。
一時間ほど仮眠した後に、現在は廃道となった登山道を出発する。
かなり寒~い!!! 気温は3℃。
ミッドレイヤーを脱いで出発するつもりだったが、脱がずにそのまま出発した。
防寒具も多いのでやや重めのザックだが、10年前よりも道具が進化して軽くなっていると思う。
10年前もここに眠っていた車は変わらず。(白黒写真に変換)
所々に残雪。フキノトウやタラの芽を少し採った。
正面に大沢岳が聳え、右に兎岳が少し見える。
左奥に立派な荒川岳。大沢岳の裏に赤石岳がほんの少しだけ見える。
いずれも山頂はまだ雪が被っている。
右側に視界を移すと、聖岳、上河内岳、茶臼岳かな?
この残雪状況だと水温はかなり低いだろう。釣りは厳しいかなあ~。
アプローチ最大の難所。橋が崩落しているので沢に降りて登り返す。
10年前は50mのトラロープを持ってきて、立ち木に結んで突破したのだが、誰かが設置した残置ロープがあり、難なく通過。
2時間半ほど歩いただろうか。順調だ。
ここから尾根を下降して沢まで降りる。
今回釣りをするのは、向かって左側の谷。
沢靴に履き替え、チェーンスパイクを装着して急な尾根筋を下降していく。
一度、ヘリテイジの軽量ストックが折れそうになった。
そして、いつもこの尾根筋がヒルの巣窟だったのだが、この気温でまだヒルが活発になっていないようだ。全くヒルを見ることなく通過できた。ホッ。
一時間半ほど下降して渓に降り立つ。
早速、釣りをしながら遡行開始。
一昨年の台風の痕跡が見える。両岸に高く砂利壁ができていて、そこまで増水したのが分かる。しかし、時間の経過とともに渓は復活しているようには見える。
自然の力は凄まじい。激しい流れと巨岩によって破壊された砂防堰堤が正面に見える。
ここの景色は10年前と変わらない。
10年前はこの堰堤前の淵で、師範が真っ黒い錆びた岩魚をルアーで引き出した。
今日は私が同じポイントにルアーを投げて、良型の岩魚が追ってきたが、ルアーを咥えてはくれなかった。チッ!
師範と私はルアー。コバさんは安定の餌釣り。
いつもはミミズが多いが今回はブドウ虫を付けているようだ。
本流筋を遡行していくと二股に分かれる。
今回は右側のF沢を遡行して、しばらく進んだ先をテン場とする予定だ。
切り立った崖の中を流れる渓なので、時折、落石がバラバラと落ちてくる。
気を付けて遡行しないと非常に危険だ。熊よりも落石の方が怖い。
しかしながら、行けども行けども、私のルアーには全く岩魚の反応が無い。
同じくルアーの師範も全く同じ状況。
餌釣りのコバさんがたま~に釣れる程度。
この低水温で条件が悪いのは仕方ないが、10年前はもっと釣れたはずだけどなあ。
一昨年の台風による増水の影響が未だに残っているのだろうか。
餌釣りのコバさんの腕を持ってこの状況で、私のルアーで釣れる訳がない。これ以上、上流へ行って標高を上げても岩魚が釣れるとは思えない。
長く続くゴルジュ帯を通過したので、日が暮れる前にテン場適地を探して設営しようと言うことになった。
やがて、右岸に落石も増水の心配もない高台があり、そこをテン場とした。
我々は、ようやくザックを降ろし、釣具を納めた。
タープを張り、薪を集め、米を水に漬け、各々の寝床を作り、設営完了。
徐々に気温が下がり、ダウンとメリノウールを着てビールを飲み始める私と師範を横目に・・・コバさんは「ちょっと夕まずめをやってくる」と言ってまた冷たい沢へ降りて行った。
10年前と変わらない狩猟へのモチベーションを維持しているコバさん。
もはや狩猟よりも、酒を飲んでまったりしたいと思う、枯れつつある師範と私。
すっかり暗くなってから、数尾の岩魚を持ってコバさんは戻ってきた。流石である。
乾いた薪は豊富にある。
一度、燃えすぎて山火事になりそうな勢いだった・・・
今宵の夕食は「山菜岩魚天丼」。
山菜のタラの芽とフキノトウ。そして岩魚を天ぷらにして、甘いたれを掛けて食べるつもりだったが、寒さでガスストーブの火力が上がらず、天ぷらをカラッと揚げることもできず、さらに、天丼にした時には天ぷらが冷え切ってしまい、非常に残念な「山菜岩魚天丼」になってしまった・・・涙
コバさん、師範、ゴメン・・・。
師範は酔っぱらって覚えてないだろうから、まあいいか。
二日目に続く。
Virtual UTMF
UTMF ウルトラトレイル・マウントフジ
富士山麓を回るトレイルランナー憧れの超有名100マイルレース
(画像:UTMFオフィシャルサイトより)
私には参加資格(ITRA指定レース 3レース完走かつ10ポイント)はありませんが、開催中止に伴いバーチャルレースが企画された。
バーチャルレースは参加資格無しなので、私でも参加できるのは本当にありがたい。
ルールは、4/19(月)~25(日)の一週間で100マイル(160km)を走ること。そして、STRAVAというランニングアプリで記録すること。
参加特典は、UTMFを出走する時に6ポイント付与、完走パッチの購入権があります。ポイントは美味しい。そしてパッチもカッコいいのでぜひ欲しい!(ミーハー)
でも一週間といっても100マイルは結構長いのよね。
しかも火曜が出張の予定だし、週末は息子の試合や、南アルプスの釣りも控えていたので、月~木の四日間でやると決めた。もう合宿だと思って覚悟を決めてやるしかない。
GARMINとSTRAVAをリンクさせてチャレンジ当日を迎えた。
●一日目
初日は在宅勤務。まず朝に10km自宅付近を走り、仕事終了後に20kmを走った。
これでひとまず30km。残るは130km。
●二日目
有給休暇をゲット。ここで距離を稼ぐのだ。
長い距離を走るのに最も良い方法は電車でその距離まで行ってしまうこと。もう帰るしかない。心の弱い私は、途中で電車やタクシーを利用するリスクはあるけど、そこは鬼になって頑張ります!
と言うことで、自宅からJR栗橋駅まで電車で。そこから渡良瀬遊水地をぐるっと回り、家まで帰ってくると約70kmだ。一度、ラムサール条約湿地の渡良瀬遊水地に行って見たかったので、非常に楽しみにして栗橋駅に降り立ちました。
10kmほど利根川から渡良瀬川ののどかな風景を眺めながら走り、渡良瀬遊水地に到着。もう正午近い時間。
渡良瀬遊水地のほとんどを占める谷中湖。この様にハート型です♥
ラムサール条約とは「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」と言うことで、水鳥を中心とした生息地として重要な場所だと言うことだそうです。
広大な湖が広がる。人はまばら。
売店があったら何か買いたいと思ったけど、ほぼ何もなし・・・
谷中湖の北側には広大な湿地帯が広がる。
豊かな生態系を維持できる環境なんでしょう。さいたまの見沼と同じくチュウヒ(中型の猛禽)の生息地でもあるそうでした。
気持ちの良さそうな芝の広場が広がる。家族と来ても良さそうだ。
谷中湖の周回をぐるぐる回るロードバイクが多かった。ランナーはあまりいない。
今度、車にロードバイクを積んで、バイクで走ったり、ランニングしたり、芝広場にテント張ってのんびりしても良さそうです♥
一部が工事中だったので半周を走り、帰路へ。残りはほぼフルマラソン一本分。
10kmを走り栗橋駅付近の吉野家でミニ牛丼を食べる。暑くて水もがぶ飲み。
ここからは大型トラックがバンバン走る県道を走る。
4月中旬とは思えないくらい暑い。気温は25度。
スポドリの味に飽きてきて、お茶ばかりを飲む。そのうち気持ち悪くなってきて、水分以外は口にする気がしない。糖質を取らなかったので、ハンガーノック状態も襲ってきて、バテテきた。走るのにもうんざりしてきた。
50km付近でコンビニで牛乳プリンとコーラを購入。
動けなくなりコンビニの前でへたり込み30分の大休止。
なんとかプリンを半分食べて走り始める。
歩いていると気持ち悪くなるので、やむなく走る感じ。
ようやく元荒川を超える。蓮田市まで帰ってきた。
途中、大宮駅に行って電車で帰ろうか、かなり悩んだ。
「もう60kmも走ったからいいじゃん。電車で帰ろうよ。」と悪魔の囁きが聞こえたが、何とか振り切って帰宅いたしました。
キツかった~(涙) 長い一日だった。
これで70km走り、残りは60km だいぶ稼いだなー。
●三日目
さすがに朝ランをする気が起きず、この日は出張へ。
現場立会いで、一日、ほぼ立ちっぱなしだった。
仕事を速攻で片付け、帰宅してから夜ラン。
30kmを走り、残りは30km
ゴールが見えてきた!
●四日目
今日で片付ける!朝ランを20kmして帰宅。意外とまだ調子よい。
今日は在宅勤務だ。在宅勤務バンザイだ!残り10km!
一日、在宅で仕事をして、夜に走り慣れたコースを走る。
最後は記念にワラーチで♥
私の足はエジプト型だそうで。尖ってます。
無事、10km走って帰宅。
暗い道でワラーチで走るべきじゃないね。途中、躓きそうになって痛かった。
と言うことで、計画通り四日で160kmを完走!!!
2万人以上の参加者がいて30番以内で完走。こんな順位で完走できたのもバーチャルと在宅勤務のおかげですね!
今回の「Virtual UTMF」非常に良い企画だと思いました。
コロナ禍で大規模レースも無く、練習量もモチベーションも下がり気味だったので、かなり刺激になりました。まるで合宿の様に短期的に集中して、充実したトレーニングができました。
また、憧れのUTMFのロゴが入った完走パッチも気持ちが上がります!
ぜひ、今後も色々なバーチャルレースが出てきてほしいですね。
さてさて、完走後、急いでパッチの購入申請。
しかし、数日経ってもなぜか届かない。
あれ、と思って販売サイトを確認したら発送は7月とのこと!
え~早く送って~。たぶん忘れたころに届くんだろうな~。
(画像:ITJ SHOPサイトより)
2021年 小江戸大江戸200k
初めてマラソンレースに出たのは2010年秋。「小江戸川越ハーフマラソン」でした。
これが私のマラソン人生のスタートでした。
完走した後はフラフラ。足を引きずって帰宅したのでした。
そして、フルマラソン、トレイルラン、トライアスロンをしたり、ウルトラマラソンもやって徐々に距離の長いレースを走り、遂にラスボスとも言える大会に挑戦する時がやってきました。
その名は「小江戸大江戸200K」。また小江戸川越の地に帰って来ました。
通称「通し」と言うカテゴリーで出場するのですが、ざっくり言うと、川越から荒川沿いを走り寄居を経由して帰ってくる「小江戸90K」。そして、川越から254号を南下し新宿・新国立競技場・六本木・東京タワー・東京駅・築地・浅草寺・東大赤門を経由し荒川沿いを走り川越に戻ってくる「大江戸115K」。
その両方を「通し」で走る合わせて200K超えの超ウルトラマラソンです。
まさに「武蔵野丘陵」と「大都会 東京」と言うアウトドアフィールドを、脚と身体で感じる壮大なウルトラマラソン!そう言うとロマンを感じますね(笑)
2月末開催が緊急事態宣言によって3月末に延期となってしまったけど、私は週末ごとに区間を分けて試走を行いルートを確認。多少、足の怪我はあったが、装備リストやタイムテーブルも作成して、少なくとも準備だけは万全でレースを迎えることができた。
オーバーナイトランも昨年の奥武蔵秩父ジャーニーラン146Kで経験済み。あとは自分の気力・体力がどこまで持つのか?!
そして、3/27(土)の早朝。桜満開の川越 蓮馨寺のスタートに立った。
私と同じく200Kを走るのは、しもべーさん・キヨさん・トラ・イシイさん・亀さん。
それから通称「おかわり」(川越に戻ってから、コースを秋ヶ瀬まで逆走して、また川越に戻ってくる+30Kのおかわりラン)に出る超人たち、梅さん・アカネコさん。今回は私を除き超人的な実績を持つヘン〇イ揃い踏みとなった。
スタート前はマスクをしながらしばし談笑。久々の心地よい緊張感。
08:00ジャスト、ウェーブスタートで蓮馨寺を出発。小江戸区間のスタートです。
まずは小江戸な街並を走り、伊佐沼を過ぎて左折、圏央道をくぐり、平成の森公園を過ぎ、荒川沿いに出て、さくら堤公園を通過。桜が本当にきれいだった。
桜並木の中で結婚式の記念写真を撮影していた新婚さん、花嫁さんは満開の桜に似合ってとてもきれいだった。汗だくのランナーが前を通ってすいません。
10:28に吉見エイドに到着。ここで21.2km。
エイド待ちの長い行列に並んだ後、クリームパンを食べて出発。しもべーさん、イシイさんに会う。
女性ランナーに話し掛けられ、しばらく一緒に進む。信越五岳100マイルを完走したり、さいたま国際フルを3:30で走ったり、かなりの強者だった。話していると疲れを感じず、すぐに玉作水門を通過していく。
12:02に手島エイド着。ここで32.7km。お稲荷さんを二個食べる。
しもべーさんと合流して、その後また100マイラーの女性と合って一緒に進む。
鹿島古墳群を過ぎたところで、脹脛のストレッチをしている亀さんを発見。腸脛靭帯を痛めたらしく辛そう。次の浄恩寺でリタイヤすると言ってて、えええ!とビックリ!
それから、北浦和在住のランナーと少し会話。見沼代用水沿いを浦和から利根川まで50kmを走ったらしい。自分と同じことを考える人がいるんだなあ・・・と嬉しくなった。このレースはヘ〇タイたちの総合百貨店だ。
重忠橋を渡り左手を見ると、何度か見た派手なオレンジ色の四駆が!
ファミリーマートに着くと、ナオさんとモモ・ユミ夫妻が待っていてくれた。遠い所まで応援に来てくれてとても嬉しい、励まされて、ホッとして元気が出た。ここで45km。
コンビニでとろろ蕎麦を購入して胃に流し込む。
そこから街道沿いを進み、関越花園ICの脇を通り、玉淀大橋を渡りその先の脇道に入る。
15:02に浄恩寺エイド。ここで51.8km。コーラが旨い。
さっきとろろ蕎麦を食べてしまったので、サンドイッチは食べずに進む。
気温が上がってきて首回りが凄く熱くなっているのを感じる。喉が渇きバテてきた。
マイラー女性・しもべーさん・キヨさんと一緒に走る。
ジャーニーランでも走った道をしばらく進み、ホンダを越え、いくつかのアップダウンを越え、小川町のミニストップで小休止。ガリガリ君を食べる。暑くて非常に辛い。スポドリは甘すぎて飲む気にならないが、冷たいお茶はすごく美味しい。
脱水気味で頭痛が治らないのでバファリンを飲む。
徐々に日が暮れてきて、気温が下がって身体が楽になって来た。ヘッドランプを点ける。この辺から先は試走をしていないので未知の区間だ。上唐子北交差点を右折。
18:13に唐子エイド到着。ここで72km。
楽しみにしていたうどんは順番待ちだったが、しばらく待って、食べたらメッチャ元気が出た。濃い目の味付けが嬉しい。夕闇迫るエイドで隣に座っていたランナーと美味しいですねーと和やかに話す。
すっかり暗くなり、また4人で進む。関越を越え、道迷い頻発の下青鳥北交差点を右折。しもべーさんがいなかったら確実に直進してたわ・・・(汗)
そしてまた254に復帰。川越まで真っすぐだ。
コロナ禍でもいくつか私設エイドを出してくれる人たちがいて、本当にありがたい。
コーラをいただいたり、塩飴をいただいて元気をもらった。
1km/10分ペースのさりー式パワーウォークで進む、しもべーさんとキヨさんに何とか付いていく。私は会話を楽しむ余裕もない。さらに眠気が何度も襲ってきて、首を振ったり顔を叩いてこらえる。
圏央道川島ICを越え、山田交差点を過ぎ、小江戸の風流な街並に帰って少しホッとする。
講堂に入って自分の荷物を開ける。ザックに雨具を入れて、Tシャツを替えた後、2階のトイレに行く。階段の下りで左膝がめっちゃ痛い。
ベンチで少し談笑しながらベビースターラーメンを食べる。なんとかまだ行けそうだ。行ける所まで行こう!しかしここから大江戸115kを走るってどんだけ地獄なんだ?!
22:08 蓮馨寺を出発。ここから大江戸区間だ。
寒さを感じてウィンブレをザックの上から羽織る。少し走ると左膝が痛くてペースが上がらない。ヤバい、3人に付いていけない!
多分、私に気を遣ってくれて、しばらくまた歩き。そろそろ走らないと時間がまずいよね・・・となって皆走り始めるが、うわっ、やっぱり付いていけない。膝が痛い。
3人の後ろ姿にエールを送り、自分の出来るペースで進むことにする。
今まで経験した事のない腸脛靭帯の痛み。体力はまだ残っているが、少し歩き、走り始めるとまた膝に痛みが走る。
徐々に心拍数が下がり、同時に気温も下がり、身体が冷えてきた。気温10度のはずだが、寒くて長袖シャツを一枚追加。すっかり冷えてしまったみたいで、お腹がゴロゴロ言っている。こっちもかなりヤバい。
今思えばストッパを飲めば良かったが、ボーっとして頭が働かない。
23:30 ふじみ野付近。やっと100km通過をガーミンが教えてくれた。
成願寺のエイドまでここから28kmで、関門が5:40か・・・。
膝の痛みも耐え難いが、お腹のゴロゴロも限界。
もはや、完全に心が折れた私・・・。
新座駅で武蔵野線の終電で家に帰ろうか・・・と思ったが、とても終電時間には辿り着けない。悶々としながら歩いていると、まだゆっくりながら力強い足取りで私を抜いていくランナーが・・・。
まだまだ遠いぞ、成願寺。間に合うのだろうか。仮に間に合っても、まだまだ先は長いのに・・・。
埼玉県民の私としては、もう都内の成願寺まで行くモチベーションを完全に失い、すぐにタクシーを拾って新座駅まで行って、武蔵野線の終電で帰ろうとも思った。
しかし、少しでも強いランナーで終わりたかった私は、新座駅までは自分の足で歩こうと思った。
01:23 誰もいない新座駅着。109km。
ゴールは遠く、まだここから約100km。
私は新座駅のタクシー乗場で手を挙げて、一台だけ停まっていたタクシーに乗り、自宅の住所を告げた。
私の「小江戸大江戸200K」はここで残念ながら敗北となった。
翌日の午後、意外と復活して川越蓮馨寺へスタスタ歩いて荷物を取りに行ってきた。
次々にゴールする「通し」のランナーやUターンをして秋ヶ瀬に向かう「おかわり」の人たち。すごいなあ。
覚悟を決めてもっと行けたんじゃないか、もっと練習しておくべきだったとか、悔しい気持ちと情けない気持ちがふつふつとこみ上げてくる。通しの壁は自分が想像していた以上に分厚かった。一年間また精進して、作戦を練り直して、来年ここでまた挑戦しようと思った。
今回、一緒に走ったしもべーさん、キヨさん、そしてアカネコさんまでもまさかのリタイヤ。今年の小江戸大江戸は始まって以来の低完走率だったそうだが・・・安定のトラさんは完走し、おかわりの梅さん、今年は通しの鉄人イシイさんが同時ゴール。
途中まで一緒だったマイラーの女性は最後ペースを上げて、制限時間よりずっと早く完走していた。すごい!!!
11年前。初めてマラソンレースに出ようと川越に来た時はただの運動不足解消が目的だった。そして、 50歳を過ぎて、200Kを超えるマラソンに挑戦してる自分の姿は想像もできなかった。
細くて長く長く続く道を、ずいぶんと遠くまで来てしまったなあ~と思った。
今日は少し躓いてしまったけれど、この道はまだまだ続いているらしい。
まずは一年後の川越までかな。
2020年 ランニング&山遊び アーカイブ
もう2月末ではありますが、激動だった一年間を記録しておきたいと思います。
昨年2月の東京マラソン中止から、大きくマラソンを取り巻く環境が変わり、自分のマラソンとの付き合い方や考え方も変わりました。
以前の様に戻れるのか分かりませんが、ターニングポイントとなった一年になるのだと思います。ウイルスのパンデミックがもたらしたのは、人と人との繋がりに楔を打ち込まれたことだと思います。マラソンは自分自身に向き合う要素が強いスポーツですが、大会は多くの人の献身的な繋がりが無いと成立しないことに、改めて気付かされました。
一方、私の山遊びは社会から離れて、自然に逃避する部分が多く、比較的ウイルスとは遠いアクティビティです。原発事故での山菜、きのこ、釣りへの計り知れない影響に比べれば、まだ影響が少ないと言えますかね。
以下、オレンジ文字=山遊び 青文字=ランニング
<1月>
●土砂降り隊 新年会@イトー家
den「俺こんなデケーの釣っちまってよー。」
●見沼代用水 西縁・東縁を完全走破。
行田市の利根大堰から足立区の見沼代親水公園まで総延長70km以上、それから、西縁と東縁も含めて隅々まで全走破。
●第68回 勝田全国マラソン フル完走
盛大に開催された勝田マラソン。このシーズン、つくば・さいたま・勝田の3戦フルマラソンでPBは出なかったけど、これが最後の大型マラソンだったと思うと非常に思い出深いです。おっT仲間とタイ料理店?で飲んだのも懐かしい。
もうフルのPB出ないだろうなあ。
<2月>
●東京マラソン中止発表(私は安定の落選でしたが)
2月中旬。第14回 東京マラソン 一般の部が中止。エリート限定の開催。ここから雪崩の様にほとんどの大型マラソンイベントが中止。エントリーしていた野辺山ウルトラ100KもFTR50Kも中止(涙)
今年の10月に延期し、東京マラソンは通常開催される予定だが、レジェンドろっしさん完走→胴上げ→打上げができるのだろうか?!
直前まで開催かどうか微妙でしたが、なんとか開催してくれました。本当に感謝。しかし、これを最後に、小規模大会も含め、マラソン大会が全国的に全て中止になる。
とにかく、まあ長かったけど、仲間と走って、荒川の土手で猛烈な突風の洗礼も受けたけど、楽しかった大江戸ナイトランでした。多くの施設エイドも身に沁みました。
<3月>
●ナイキ ズームペガサス ターボ2を購入。
上野のジュエンで購入後、おっT仲間との飲み会(ろっしさん残念会)に参加。
●UTMF中止記者会見(自分は出れないけど)
ももさん、さりーパパと上野の料理屋で飲みながらUTMF中止を確認し、2人は残念会となる。この日を最後にしばらく外飲みが出来なくなる。あの店、また行きたいなあ。
●見沼花見ラン単独開催
集団マラニックまでも開催できず・・・
<4月>
●緊急事態宣言
4月7日、遂に7都道府県に緊急事態宣言。その後全国へ広まる。
在宅勤務が徐々に増えて、とうとう強制的な在宅勤務体制となりました。ランニングしかやることないわw
月間200kいくことなんてほぼ無かったのに、TATTAのおかげで200kオーバーが当たり前になってしまいました。
●おっT仲間と初ZOOM飲み
これから定期開催となる。
<5月>
●土砂降り隊とZOOM飲み
ミキさんが風呂内から全裸で参加w
●見沼でホタルラン
往復24K 見沼大里ホタルの里まで 蛙の大合唱を聞きながら夜ランをして、ホタルを鑑賞。暗闇の中、一人静かに感動。
<6月>
●ワラーチデビュー
梅雨でも自作のワラーチラン。野辺山購入TシャツとSalomonパルスベルトで大雨でも昼休みランが可能となる。自分の足がエジプト型と知る。
●長男と越生ラン
高校一年陸上部の長男は、走り始めてすぐに足が痛いと言い出し、9Kで終了。この根性無し!物足りないお父さんは帰宅後に23K走。
<7月>
●南アルプス釣行
コバさん、師範と久々に会う。お互いマスクをして車に乗り、一泊二日で南アルプスへ。コバさんのエクストレイルで長い道を進んで、大滝の前まで下りてテント泊。
初日はルアー、二日目はフライ。あまり釣れず。老眼が進行して、アイにティペットが通らない(涙)。夜はメスティンで串揚げ。
<8月>
●妙高釣行
コバさん、師範と次は妙高へ一泊二日の釣行。初日は林道をしばらく歩き、沢を遡行して久々に沢沿いでの野営を楽しむ。今回もメスティンで串揚げ。釣果はイマイチ。翌日は下山して隣の沢へ入ったがあまり釣れず。ミズナコブを採って帰宅。しかし百均の老眼鏡は神レベル。
●赤城の森 トレイルラン 30K完走
久々の大会。キヨさんナオさん、もも夫妻と久々に会う。感染防止対策を取って開催した初の大会。トレイルを走るのは気持ち良いし、やっぱり大会は楽しい!と実感。下り番長との称号をいただく。
●足尾追悼釣行
土砂降り隊長と二人で追悼釣行。ずっと誘われていた足尾の渓で野営。土砂降り隊長から譲り受けたabelのフライリールで良型の真っ黒な居着き岩魚を釣るが、直後にSONYの一眼α57が沈(涙)。夜はやっぱり超土砂降り!自分のメスティン串揚げはもはや職人の域w
<9月>
●大学オンライン授業準備で忙しく、特にイベントなし
<10月>
TATTAオンラインマラソンでハーフ完走。1:50すら切れず。後日、芋煮セットが届く。山形牛が旨かった。
●舞茸採り
コバさん、師範と今年も富山で舞茸採り。しかし、まさかの不作。雑キノコすら採れず(涙)購入したミラーレス一眼 SONY α6400持参。
「幹には真新しいクマの足跡が・・・」
●第2回 錦秋の森 奥武蔵/秩父ジャーニーラン 146K完走
過去最長距離146Kを25:07:46で完走。
おっT仲間たちと大江戸を思い出す、楽しくも、長い一昼夜を超えるジャーニーラン。応援もありがたかった。レースは夜間の冷えと日中の暑さに苦しむ。110Kあたりでなぜか復活。30Kほどを軽快に走ったが、ラストはやっぱり潰れた。
<11月>
●ナイキ ズームペガサス37購入。
ナイキのクッショニングは素晴らしい。ランニングのデフォルトとなる。
●湯俣へ野湯掘り
師範と一泊二日で湯俣へ。水量が少なく渡渉は問題なし。夜は物凄い土砂降り。結局、足湯だけで帰る。師範のおでん&おでんチューは美味しかったけど、翌朝作った私のうどんは大失敗。
新しいザック mont-bell アルパインザック50を投入。肩は非常に楽だが、荷が重すぎのため腰骨の負担が大きかった。
<12月>
●見沼女体神社で走り納め
愛する見沼を沢山走ることができた一年でした。
以上で2020年のランニング&山遊びは終了!
<まとめ>
●年間走行距離2,563km(ぶっちぎり自己新記録)
●出走マラソン大会
・勝田全国マラソン(フル)
・大江戸ナイトラン(117K)
・赤城の森トレイルラン(30K)
・奥武蔵/秩父ジャーニーラン(146K)
●山遊び
・南アルプス釣行(一泊二日)
・妙高釣行(一泊二日)
・足尾釣行(一泊二日)
・富山 舞茸採り(日帰り)
・湯俣 野湯掘り(一泊二日)
お付き合いしてくれたラン友、釣り仲間、ありがとうございました。
こうやって振り返ると、一年で大きな心境や考え方の変化、自分の周りを取り巻く環境の変化を感じます。
とは言え、過去を憂うことなく、今は今で良いことも沢山あって、それはそれで受け入れつつ、今年も来年もずっと変わらず、ランニングと山遊びを楽しんで行きたいですね。
野営+トレイルラン その②
さて、前回からの続きです。
ザックを沢にデポし、一日山を走り回り、ようやく帰還。
テン場到着は既に16:00。登山道の崩落が想像以上で時間が掛かってしまいました。
この時間、こんな所まで登ってくる人はいないだろう。これから静かな山を満喫する時間です。
テントを設営し、スリーピングマットに座り、ダウンジャケットを着て、まずは乾杯!
疲労で動く気力が無くなり、ウトウトしていたら寒くて目が覚めた。日暮れが迫り、気温が下がってきました。
テントの中で完全防寒装備に変身です。メリノウール上下、そしてダウン上下を着てミシュラン状態。その上にゴアテックスのシェルを着れば風が吹いても大丈夫だし、焚火の火の粉が飛んでも一瞬で払えば大丈夫w
▼ふ~!発泡酒で乾杯!
朝、薪を集めていたので、火熾しの準備は万全。杉の枯葉と枯枝はヤニを含んでいるので簡単に火が付き、盛大に炎が上がる。焚火宴会の始まりです。
日も暮れて誰もいない山の中。宴会客は私一人です。
▼まずはビリー缶を焚火にくべて炊飯
今日の鍋は坦々ゴマ鍋。具材は家でカットしてきたので、ガスストーブで煮込むだけなのだが、ガス缶が低温度対応じゃなかったので、全然火力が上がらない・・・
結局、鍋料理も焚火調理でグツグツ。
発泡酒を3缶飲み干し、次は焼酎のお湯割りを注文。お湯も焚火で沸かします。
そして、チタンのマグに持ってきた梅干を投入!
ツマミはエイヒレ&小アジの干物を焚火で焼きます。
たまに焼きすぎてハフハフしながら食べる。
持ってきた酒は軽量化のために全て摂取しなければいけません!
時々、満天の夜空を見上げながら、ヘロヘロになっても、全部飲み干します。
▼時間は20時。それでも当店は営業を続けます。焼酎が尽きるまで・・・
そして、翌朝・・・
まだ暗い早朝4:00、顔面が寒すぎて目が覚める。ウールのビーニーを被っていても、モンベル#1シュラフから出ている部位はメチャ寒い。
早朝に撤収するつもりが、シュラフに頭まで潜り込み、二度寝してしまった。
▼昨夜、汲んでおいた水に、もう1cm以上の氷が張っている!
あまりの寒さに指がシワシワで老人みたい。
再度、焚火を熾し、昨夜の坦々鍋に中華麺・卵・ネギを投入し、焚火にくべる。
朝食は担々麺です。
食後はナガイモ珈琲を淹れて、まったり。
珈琲を飲んでいる間、ずっと鹿の鳴き声が山に響いていました。
さて、一晩を過ごした沢に別れを告げ、ザックをまた前後に背負い、林道を下ります。
途中、雉が横切ったり、シジュウカラのさえずりを聞いたり、ジョウビタキが羽ばたくのを眺めつつ、5kmほどをユルラン。
1時間ほどで、車止めのゲートに到着。
さて、今回の新企画「野営+トレイルラン」。
私の大好きな山遊びを同時にできて大満足でした。
良いトレーニングにもなったし、野営も宴会も食事も含めて、静かな山を満喫できました。
さて、お父さんは、家族が待つ我家に帰るよ~ん。
マイカーのロックを解除しようとドアノブに触れる。
シーン・・・・
あれ、おかしいな。もう一度、ドアノブをしっかりと握る。
シーン・・・・
あわわ、まずい!完全にバッテリーが上がっている!!!
なんてオチだ~!どーする俺?まさか、もう一泊か?
しばらく動揺していたら、偶然にも漁協のおじさんが通りかかりヘルプ!
バッテリーをブースター接続させていただいて、エンジンを掛ける事ができました。
※室内灯の点けっぱなしには気を付けましょう。
おしまい。