野営+トレイルラン その②

さて、前回からの続きです。

 

ザックを沢にデポし、一日山を走り回り、ようやく帰還。
テン場到着は既に16:00。登山道の崩落が想像以上で時間が掛かってしまいました。

 

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この時間、こんな所まで登ってくる人はいないだろう。これから静かな山を満喫する時間です。
テントを設営し、スリーピングマットに座り、ダウンジャケットを着て、まずは乾杯!
疲労で動く気力が無くなり、ウトウトしていたら寒くて目が覚めた。日暮れが迫り、気温が下がってきました。


テントの中で完全防寒装備に変身です。メリノウール上下、そしてダウン上下を着てミシュラン状態。その上にゴアテックスのシェルを着れば風が吹いても大丈夫だし、焚火の火の粉が飛んでも一瞬で払えば大丈夫w

 

▼ふ~!発泡酒で乾杯!

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朝、薪を集めていたので、火熾しの準備は万全。杉の枯葉と枯枝はヤニを含んでいるので簡単に火が付き、盛大に炎が上がる。焚火宴会の始まりです。

日も暮れて誰もいない山の中。宴会客は私一人です。

 

▼まずはビリー缶を焚火にくべて炊飯

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今日の鍋は坦々ゴマ鍋。具材は家でカットしてきたので、ガスストーブで煮込むだけなのだが、ガス缶が低温度対応じゃなかったので、全然火力が上がらない・・・

結局、鍋料理も焚火調理でグツグツ。

 

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発泡酒を3缶飲み干し、次は焼酎のお湯割りを注文。お湯も焚火で沸かします。

そして、チタンのマグに持ってきた梅干を投入!

 

ツマミはエイヒレ&小アジの干物を焚火で焼きます。

たまに焼きすぎてハフハフしながら食べる。

 

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持ってきた酒は軽量化のために全て摂取しなければいけません!
時々、満天の夜空を見上げながら、ヘロヘロになっても、全部飲み干します。

 

時間は20時。それでも当店は営業を続けます。焼酎が尽きるまで・・・

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そして、翌朝・・・

 

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まだ暗い早朝4:00、顔面が寒すぎて目が覚める。ウールのビーニーを被っていても、モンベル#1シュラフから出ている部位はメチャ寒い。
早朝に撤収するつもりが、シュラフに頭まで潜り込み、二度寝してしまった。

 

▼昨夜、汲んでおいた水に、もう1cm以上の氷が張っている!

 あまりの寒さに指がシワシワで老人みたい。

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再度、焚火を熾し、昨夜の坦々鍋に中華麺・卵・ネギを投入し、焚火にくべる。

朝食は担々麺です。

 

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食後はナガイモ珈琲を淹れて、まったり。

珈琲を飲んでいる間、ずっと鹿の鳴き声が山に響いていました。

 

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さて、一晩を過ごした沢に別れを告げ、ザックをまた前後に背負い、林道を下ります。
途中、雉が横切ったり、シジュウカラのさえずりを聞いたり、ジョウビタキが羽ばたくのを眺めつつ、5kmほどをユルラン。


1時間ほどで、車止めのゲートに到着。

 

さて、今回の新企画「野営+トレイルラン」。

私の大好きな山遊びを同時にできて大満足でした。
良いトレーニングにもなったし、野営も宴会も食事も含めて、静かな山を満喫できました。

 

さて、お父さんは、家族が待つ我家に帰るよ~ん。


イカーのロックを解除しようとドアノブに触れる。
シーン・・・・


あれ、おかしいな。もう一度、ドアノブをしっかりと握る。
シーン・・・・

 

 

あわわ、まずい!完全にバッテリーが上がっている!!!

 

なんてオチだ~!どーする俺?まさか、もう一泊か?

 

 

 


しばらく動揺していたら、偶然にも漁協のおじさんが通りかかりヘルプ!
バッテリーをブースター接続させていただいて、エンジンを掛ける事ができました。

 

 

※室内灯の点けっぱなしには気を付けましょう。

 

 

 

おしまい。