2023 上州武尊スカイビュートレイル 80
9/23~24「上州武尊スカイビュートレイル80」に参加してきました。
秋のロングトレイル計画にて、「信越五岳」は実力不足のためスルー。ロング128kもまだ実力不足かな、、、とビビッてしまってショート80kを選択。ショートと言っても厳しい。奥信濃100と累積標高はあまり変わらないので、険しいんだろうなあ。
さて、このレースのハイライトは前半の武尊山の登山。スタートの450mから山頂2100mまで一気に登るのだ!
■練習編
毎年9月初旬は長野出張なので、去年は延泊して小諸駅からの浅間山登山往復ランをやった。44km/10時間半のマラニックでした。
今年も同じコースを行こうと思ったら、浅間山の警戒レベルが2で山頂2km圏内は立入禁止で、やむ無く山頂へは行かず、第二外輪山だけをぐるっと回って下山。
ロードを駆け下りて小諸駅まで帰ってきて39km。去年より涼しくて、距離は5km短いが7時間46分とかなり3時間近く時間短縮。
長い距離を休まず走る力が付いてきたかな?
レース3週前に凄く良い練習が出来た。
■前夜編
仕事がメチャメチャ忙しく、木曜日、逃げるように仕事を共有して帰宅。さて、金曜日は有休だ!
朝起きて、慌てて準備をして、なんとか昼頃に車に飛び乗り、群馬の川場村役場横の体育館へ向かう。
現地へ到着し、前日受付を済まして、体育館前に出店しているブースをブラブラ。ザックを見たり、ウエアを見たり、この時間が非常に楽しいのだ。
さかいやのブースに色々な補給食があっていくつか購入。補給食の準備が不十分だったので助かった。
すぐそばに温泉付の道の駅があり、迷わず今夜の宿泊場所に決定。コンビニで買い物をして温泉と夕食を済ませて、車中泊モードにした車内で横になってのんびり。
Excelで作ったレースプランに色々な情報を追加した。タイムはかなり余裕な設定。
早目に就寝できた。
■レース編
レース前に上がると思った雨がなかなか上がらない。やむ無く雨具を着て体育館裏のスタート地点へ。
スタートして1kmも走ったら雨が上がり、みんな一斉に路肩で雨具を脱ぐ。
トレイルに入って最初は調子良く進むけど段々と傾斜がキツくなり、息が上がる。ポケットを探るとせっかく作ったペース表がない!まだまだ序盤なのに!
最初のエイドを越えるといよいよ本格的に登山区間。山道を登り続けると時々雲の隙間から絶景が目に飛び込んでくる。まさにスカイビューだ!
20kmで山頂に着く。本当にキツかったけど、一番の山場は超えた。時間的にもかなり余裕が出来た。
ここから急な下りが続く。ドロドロの場所もあって時々シューズが埋まる。何ヶ所かハシゴの掛かった急な傾斜を下る。
下山途中に2カ所目のエイド「A3ほたか牧場キャンプ場」。
豚汁にご飯をIN!ゆっくり噛んで補給完了。
そこからまたしばらく下る。
下りきったら今度はスキー場を登り、また一気に下って行き、スキー場の施設に到着。ここが3カ所目のエイド「A5おぐなほたかスキー場」だ。ここまでで約フルマラソンの距離を走った。広々とした施設の中で大休止。
野菜たっぷりカレーをゆっくりと噛んで飲み込む。気持ち悪いがなんとか補給する。
20分ほど休憩をしてから出発。
しばらくスキー場を登って、そこから山道を登り、長い林道区間の下り坂を延々と走り続ける。下りはしっかり走って距離を稼ぐ。
ようやく最終エイド「A6赤倉橋」に到着。もう辺りは暗くなっている。ゴールまで22km。ここが補給ができる最後のエイド。味噌汁とおかゆをもらって、何とか2杯分をゆっくりと補給。武尊山頂で会った人に再会。お互いにエールを送って、エイドを後にする。
ここからが長い登りだ。林道区間を延々と登っていく。ヘッドライトが点々と続く。徐々に息が上がり眠気が襲ってくる。BLACK BLACKガムを噛むとシャキーンと目が覚めた。登り切ったら下りかと思いきや、何度も登ったり、下ったりを繰り返す。
お腹が空いたけど気持ち悪くて食べる気がしないが、何とかANDOとチューブのコーヒーゼリーは少しだけ食べられた。
精神的にかなりやられたのと、ほとんど食べてないので完全にハンガーノック状態。
小さな登りと下りが交互に現れてうんざりする。最後のウォーターエイドを越えた斜面でついに我慢できずにreverseしたが、胃液しか出ない・・・。
しかし、逆にスッキリして今まで我慢してたのは何だったの?って言うくらい楽になった。二日酔いで吐いたらすっきりするのと全く同じ。
残り5kmをスパートすると決めて走り始める。下りを猛烈な勢いで降りて何人も抜いていく。最後の大橋を越えて、猛ダッシュでゴール!
17時間30分。ペース表は無くしてしまったけど、まずまずのペースで走り続けたようだ。安堵のゴールでした。
■振り返り
今回はストックにかなり助けられた。
登りで助けになるのはもちろんだけど、平坦な道や緩い下りはストックを使ってリズムよくペースを落とさずに走れるようになった。
問題は補給。最近、吐気に苦しむことが多く、ガスターもあまり効かない。
しかし、ANDOとコーヒーゼリーは気持ち悪い状態でも何とか少し補給できた。これからの必携補給食となった。
ENERGY JELLYconnectedtokyo.com
普通のエナジージェルは苦手なので、粉末系で水で流しこめる補給食などバリエーションを増やす必要がありそうだ。
レース中はマジでキツイキツイと思っていたけど、走り終わると疲労感はそれほどでも無く、ロングトレイルにも慣れてきたかもしれない。翌日の筋肉痛もあまり無かった。
さて、このレースでITRA 4ポイントが加算されて13ポイントとなった。
バーチャルUTMFのポイント無しでも「UTMF 」改め「Mt.Fuji100」の参加基準を満たすことになったのであった。
こんな年齢でも少しずつスキルが上がっていく事が実感できているのは、本当に幸せだなあと思います。
マイラー目指して頑張ります!!!
おしまい