2021年GW釣行 ~10年前の思い出の渓~ 二日目
さて、二日目です。
夜はかなり気温が下がった。おそらく氷点下ギリギリくらい。
師範とコバさんはそれぞれのシェルターで寝たが、私はタープの下でごろ寝。
それでも私は、かなり熟睡で一番最後に目が覚める。
(シュラフ:モンベル #4 ULダウンハガー+シュラフカバー:イスカ 3レイヤーゴアテックス+マット:モンベル エアマット)
コバさんと師範は寒くて早々に起きていたらしい。今日も変人と言われる。
俺、ワイルドでしょ?
落石や増水からも安心。落葉が敷き詰められた快適なテン場。
多少、傾斜しているのが残念。
コバさんはエアマットからずり落ちていたようだ 笑
タープは完全閉店してしまった秀山壮の3m角タープ。
そして、私が起きたころにはもうシェルターを片付け始めていた師範 笑
コバさんと師範のベッドルーム。
ヘリテイジ クロスオーバードーム2G 一人用
ほぼ結露無しだったらしい。まあ今日はタープも結露しなかったけどね。
ちなみにこれ、私も下山後にポチってしまった。(結構高いのよね)
朝食は師範作チャプチェ。
コバさんによって、醤油漬けの後に燻製にされてしまった岩魚。
飴色に光ってきれい。
今回、唯一の岩魚の写真 笑
朝食後、テン場を撤収してまた重いザックを背負う。
今日は快晴だ。
少し沢を降りて、隣のN沢に入ることにした。
コバさんは8mもある渓流竿を新調していた。
ブランクはカーボン無塗装らしい。
やっぱり今日も全然釣れん 涙
アプローチが長いので、ここで納竿。
沢の出会いまで降りて、昼食をいただいて下山です。
昼はコバさん作の挽肉多めのボロネーゼ。師範にビールを半分もらう。
下山中に会ったテンカラ師に聞いたら、3年ぶりにこの渓に来たそうで登山道が荒れていて驚いたと言っていた。この渓は一昨年の台風の傷からまだ再生途上なのかな。
脱渓点まで下山。チェーンスパイクを装着して、ストックを出す。
10年ぶりの渓に別れを告げて脱渓
これから急な尾根を登り、登山道に出て、難所を越えて、長い歩きを経て車止めへ。
日が暮れる前に帰れるかどうかだなー。
日が沈み、月が昇る。
遠く山塊を望む景色は10年前と何も変わらない。
10年ぶりの渓は以前に比べてあまりにも貧果だったけれど、以前のような悔しい気持ちは無く、また思い出として記憶に刻まれていくなあと温かい気持ちになった。
10年前は今より7kgも体重が重く、ヘトヘトになって戻ってきたけれど、今はウルトラマラソンやトレランの効果と体重減で、10年前よりもずっと楽に下山できた。
「今回は割と楽だったなー。」
私の呟きに、師範とコバさんは無言だった。
おしまい。