野営+トレイルラン その①

今年になって初めての山遊びです。

以前からやってみたかった、「野営+トレイルラン」をしてきました。

(やっていることが少々グレーなので、地名は控えます。)

 

分かりやすく言うと、自撮りしたこの写真。前後にザックを背負った怪しい登山者ですw

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前のザック ・・・ トレラン用ザック(2kgくらい)

後ろのザック ・・・ 野営装備が入った大型ザック(15kgくらいかな)

私の大好きなランニングと野営を合体してみました!

 

  • 車止めゲートから、この怪しい格好でしばらく登山道を走ります。(幸い誰にも会いませんでした)
  • そして、沢に降りて湧水のあるテン場適地にて、大型ザックをデポ。
  • トレラン用ザックを背負い、終日山を走り、夕方にテン場に戻る。
  • 人知れず、そっと静かに野営をする。

以上が今回の計画です。

 

静かな山を楽しみたいので、釣り人や登山者が少ない厳冬期で、かつ残雪が無いエリアを選択。

夜は相当冷え込むので、防寒具を十分に装備して、焚火と酒と温かい料理で、寒いながらも豊かな山遊びをしようと言う考えです。

ついでに最近買い込んだ色々なフィールドギアを確認してきました。

 

 ▼誰もいない静かな登山道をひたひた走ります。吐く息が白い。

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▼昨年買った大型ザック(mont-bell アルパインパック50 + 別売トップリッド)。

 息子が小さい頃に使っていたザックを子亀の様に付けています。これは酒類専用ですw 

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▼つい先日購入したトレランザック(salomon ADV SKIN 12)

 来月に延期になった小江戸大江戸200K(200km超えのウルトラマラソン)で実戦投入をするので、使い勝手を検証中です。

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 さて、大型ザックを木陰にデポ。9:30トレイルラン開始です。

現在位置の標高が530m、まずは1293mの山頂を目指します。コースタイムで3:30程度のルートです。

登山道はかなり荒れており、所々、ルートが不明瞭です。地理院地図と地図アプリGeographicaでルートを確認しながら赤テープを頼りに進みます。

 

 ▼道が非常に不明瞭。鹿の足跡しか痕跡がない。

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そして、中間地点の峠を越えて、そこから、しばらく下りを快調に進む事20分、ふとGPSを確認したら大幅に現在地がずれている事が発覚!しまった!痛恨のルートミスです。気合で同じ20分掛けて元の峠に登り返しましたが、40分のロスと大きな体力の消耗。イタタ!

 

▼こんな坂道を気持ちよく下った後、ルートミスに気付く。

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中間地点の峠から再スタート。そこからは予定していたルートを走り、TOTAL約3時間で山頂着。ルートタイムよりずっと早く着きました。

綺麗な避難小屋があるので、そこでランチタイムにします。

 

今回のランチはカップラーメン(カレー味)とおにぎりとランナーらしくない食事w

カップラーメンのお湯は、ビール缶で自作したアルコールストーブで沸かします。軽い・故障しない・静かと、ファストトレッキングには最適なギアです。こんなにコンパクトになります。。

 

▼アルコールストーブ・ゴトク・ライター・箸・燃料用アルコール50ml

 これで約260g。あとはカップラーメンと水300mlほどあればOK。

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▼ゴトクは風防も兼ねてます。消火用のフタもあります。

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▼そして、カップラーメン完成

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食後はすぐに避難小屋を出て、稜線を縦走。

 

▼雪化粧の富士山がきれい

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▼こんな痩せ尾根を走るのも緊張感があって心地良い。

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1時間ほど走り、大きな峠の分岐に到着します。

このまま下れば2時間ほどでザックをデポしたテン場に戻ります。しかし、登山道脇にある看板を見るとルートが廃止になっているでは無いか!山塊全体がここ数年の大雨で荒れておりかなり道が崩落している模様です。

しかし、元のルートを戻るのも大幅な時間が掛かるので、自己責任で廃ルートを進みます。

 

途中、完全に崩落したガレをトラバースしたり、急斜面を立木に掴まりながら降りたり、ほとんど沢登りの高巻きと変わらない箇所もあり、チェーンスパイクを二回使いました。

▼崩落して道が消失。滑ると止まらない危険なトラバース。

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▼チェーンスパイクを装着。これで安心。

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▼微妙な橋。最後で崩れないか非常に不安。慎重に慎重に渡りました。

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 ▼最後はこんな切れ落ちた場所。チェーンスパイク持ってきて良かった。

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1時間ほどで整備された登山道に辿り着きます。

そこから30分ほど砂利の登山道を走り、テン場に帰還しました。

平均気温は3.3℃、距離にして約17km、高度上昇1,248m、時間は5時間半。登山者には3人しか会いませんでした。

 

 ▼右にピュッと伸びたルートミスが痛い!

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長くなったので、次に続きます。