220905 浅間山 黒斑山 往復マラニック 前編
今年の夏最後の登山&マラニックとなります。
9月最初の週末、長野で用事を済ませた後、月曜日に有休を取得して、日帰りで浅間山と黒斑山の登山とマラニックをしてきました。
以前、BS NHKのグレートトラバースで田中陽希さんが走っていた、まるで火星のような浅間山の絶景をぜひこの目で見たい!と、ずーっと思っていて、ようやく念願が叶いました!!!
週末の用事が早めに終わったので、旧軽井沢市街を観光を兼ねてジョギング。
閑静でおしゃれな別荘地や教会を眺めながら、途中でGood Design賞を取ったワーケーションカフェで視察がてらコーヒーを飲んだりして、非常に気持ちの良い午後を軽井沢で過ごしました。
その後、小諸駅へ電車に乗って移動。
予約をしていた駅近くのホテルに到着。室内でトレラン装備をまとめて、夜の街へ。
洋風居酒屋でビールとハンバーガーを頬張りながら、iPadで翌日の登山計画の詳細を確認する。(↓はヤマレコにアップしたログ)
小諸駅~浅間山(前掛山)~黒斑山~車坂峠~小諸駅 - 2022年09月05日 [登山・山行記録] - ヤマレコ (yamareco.com)
出発時刻/高度: 05:26 / 694m
到着時刻/高度: 15:55 / 673m
合計時間: 10時間28分
合計距離: 44.03km
最高点の標高: 2509m
最低点の標高: 671m
累積標高(上り): 2285m
累積標高(下り): 2304m
登山口から登る普通の登山では面白くないなあと思って、小諸駅からスタートして、登頂してからまた、小諸駅に戻ってくるロングマラニックをすることにした。
大体フルマラソンくらいの距離なので、日帰りにはちょうど良い距離かな。
長いロードを走って、登山をして、また長いロードを走って戻ってくる。しかも山頂エリアは溶岩帯・・・それってまるで、一ヶ月に完走したゼロ富士のハーフじゃない???
そもそも浅間山の「浅間(あさま)」は古語で火山を意味するらしく、富士山信仰の「浅間神社(せんげん)」と言う名称も同じ由来らしい。そこも何か共通項があるのよね。
まあ、浅間山も富士山も活火山ですからね。
さて、翌朝は早いので早々にホテルに戻り、温泉に入ってから就寝です・・・ZZZZZ
<マラニック開始>
翌朝5時過ぎにホテルを出発。
しばらくは市街地を走り、途中からまさに富士山スカイラインの様なロードをひたすら登っていく。
途中から砂利道になり、ほぼ誰にも会うことも無く、2時間で登山口の天狗浅間山荘に到着。ここから登山開始です。
浅間山は活火山で数十万年も火山活動を繰り返しているらしい。
有名なのは江戸時代の天明大噴火で非常に大きな被害が出た。今は閑静な軽井沢の街も壊滅的な被害を被り、有名な鬼押出しもその時にできたらしい。いまだに遠くからも噴煙が見えるまさに活火山である。
現在は小康状態のレベル1と言われる状態で、浅間山の山頂には行くことは出来ないが、そのカルデラ外輪の前掛山までは登頂が可能となっている。
御嶽山と同じく、前触れなく噴火する可能性もあるそうで・・・
一の鳥居を通過。
不動滝を通過。森林の中を通る林道で非常に気持ち良い。
二の鳥居を通過。
猛毒トリカブト。深い紫色の花が非常に美しい。
開けた場所に出たら硫黄の臭いがしてきた。温泉が湧いているようだ。
火山館は休みだったが、湧き水が出ているので水分を補充。
トイレも利用可能だったようだ。
湯の平口分岐、賽の河原を越える。そこからはしばらく唐松林が続く。
紅葉の季節は美しいだろうなあ。
徐々に斜度がきつくなり木が無くなり、溶岩の砂利道になっていく。
まるで富士宮ルートの登山道だ!足場は良くないが、斜面を走り続ける。
ハーハーハーと息が上がってくる・・・
左手を見ると、後で縦走する外輪山が見える。おおおーと声が出るほど美しい。
右手の殺風景なガレた溶岩帯とは全く正反対の緑が美しい山脈だった。
やっと溶岩の砂利道を上り詰めた。
平坦な場所を進むと、噴火時に避難できるシェルターが見える。
シェルターの右を進みカルデラの縁を登る。正面の最も高い所が前掛山の山頂だ。
ここまでの苦労を労ってくれるビクトリーロードのようで、気分が高揚してくる。
登山口から2時間半で、前掛山に登頂!
グレートトラバースで見たまるで火星のような景色が本当にひろがっている!
不思議な景色でまるで夢を見ているみたいな気持ちになる。
気持ちの良い風が吹いて、疲れが癒されるようだ。
お約束となったSHIKABANEポーズ(笑)
私が元祖???
すぐに引き返して、今度は外輪山へ向かいます。
長くなったので後半へ続きます。