220905 浅間山 黒斑山 往復マラニック 後編
<外輪山オプションへ>
前掛山(標高2524m)を登頂して記念写真を撮ったらすぐに引き返す。
このまま同じルートで小諸駅まで帰ったら、それではまさにゼロ富士ハーフ!
せっかくここまで来たので、一度、賽の河原まで降りていく。そこは大きなカルデラの底。そして、正面に見える稜線まで登り、縦走路を走り、車坂峠を目指します。
真っすぐ下山した方が早いけど、オプションの外輪山を回って、楽しんでから下山することにします!
前掛山~賽の河原~Jバンド~蛇骨峠~黒斑山~トーミの頭~車坂峠へ
賽の河原まで降りると、断崖絶壁が正面に聳え立つ・・・よく見ると道が見える。
え?!マジでここ登るの?
本当に登山道?って言うくらい岩だらけの急斜面を這い上がっていきます。
振り返るとこんな景色。写真では分かりにくいけど、落ちたら一巻の終わり。凄い高度感!
谷底に見える一本道は、今朝登ってきた天狗浅間山荘からの道です。
そして、さっき登った前掛山と奥には浅間山が見える。
大きな噴石が転がり落ちた跡が幾筋もある。なんとも不思議な景色だな~。
ゼーハー言いながら、やっと急斜面を登り切り、「Jバンド」と言われる稜線に出た!
私の頭の中はJ-Walkの「何も言えなくて夏」がリフレイン。(全く関係ありません)
さてここから縦走路を進みます。
すごい景観!ここを行くのか~!
痩せた尾根が続きます。外輪山は浅間山と違って緑が多い!
左手に浅間山の絶景を見ながら、尾根を走り続けます。
焼けた山頂ときれいに伸びる緑の裾野、白い雲と青い空!このコントラスト!
気持ちの良い景色。台風が逸れて、本当に晴れて良かった!
蛇骨峠を通過。まだまだ先は長い!
ここまで行動食を少しずつ食べながら来たが、空腹感でペースを維持できなくなってきた。ハンガーノック気味。
もう7時間近く行動してきている。
休まずに走り切って、14時まで受付をしている小諸駅前温泉に入るつもりだったけど、ちょっと間に合わなそうです。
諦めて大休止。もう正午だし、お湯を沸かしてランチにします。
絶景を前にいただきます!
疲労と空腹は最高の調味料。汁まで飲み干します。
30分ほどのランチ休憩後、元気になって縦走を再開。
縦走路の最高点、黒斑山を通過~。
稜線の突端にあるトーミの頭。ぐるっとカルデラを見渡せる絶景ポイント。
この外輪山で一番のビューポイント!!!
左手は今まで縦走してきた外輪。中央は浅間山。その右は剣が峰。右手その先には佐久の街並が見える。
十分に気持ちの良いビューを堪能することができた。
オプション万歳!
ゼロ富士ではこんな景観を楽しむことはできないコースだった。
ここからは森の中を通るルートへ。
ナラタケかな?と思ったけど違うかも。
足場の悪い森林ルートを2kmちょっと走り、ようやく車坂峠に到着。
車坂峠にある高峰高原ビジターセンター。
中に入るとクーラーが効いていてメッチャ涼しいwww
キャベツサイダーと言うあまり美味しそうじゃないネーミングのサイダーボトルを購入して一気飲み!水分を十分に補給して下山開始。
<下山のロードランニング開始>
ここからはひたすらヘアピンカーブが続くロードを転げるように走っていく。
「あれ、ゼロ富士?」
って感じの富士スカイラインのような道を転げるように下っていく。
最後の方はスポドリが不味くて飲めなくなり、麦茶を購入して飲んでみたり、自販機でコーラを飲んだり、歩いたり走ったりを繰り返しながら、市街地へ戻ってきた。
そしてようやく小諸駅に帰還。。。
あ~やっと帰ってきた~!!!
疲れた~風呂入りたい~!!!
約10時間半の長いマラニックでした。
駅前温泉は受付終了してしまったので、電車で数駅隣の田中駅へ。そこにある温泉施設にて、身体を流して、温泉に入れました。良かった。
それから軽井沢駅へ移動して、お土産の生麺の蕎麦、高級ソーセージ、それから、駅弁と軽井沢高原ビールを購入。
北陸新幹線にて軽井沢を後にしました~。
浅間山は、富士山のような活火山の荒々しさと、緑に包まれたカルデラの山域でした。
そして、厳しいトレーニングとオプションで絶景を楽しめる山でした。
またいつか紅葉の時期か雪山の時期に来てみたいなあ~。
おしまい。