2022_富士山頂往復マラニック①(スタート~五合目まで)

私にとって今年最大のラスボス「ゼロ富士(富士山頂往復マラニック)」

4年ぶりの参加&3度目の挑戦となりました。

 

思えば2017年→五合目で寝てしまいDNF、2018年→骨折明けでDNF、2019年→落選、2020年→コロナで富士登山自体が禁止、2021年→落選でしたが、なぜか今年は参加者が多すぎることなく、抽選無しで参加することが出来ました。

 

<富士みなと公園>

 

今年の春はゼロ富士を目標にレースプランを組み立てていました。4月「高水30K」は仕事でDNSでしたが、5月「野辺山100K」、6月「オクム78K」、6月「FTRみなの50K」と、長め&アップダウン多めの大会にて、着実に経験を積み重ねました。

 

「野辺山100K」では胃腸トラブルを発症し、馬越峠で何度も座り込み、完走を諦めかけたけど、峠の下りから復活。ラスト20km以上走り続け、制限時間15分延長もあってギリ完走。20kmくらいは後半でも粘れることを実証。自信を付けることが出来た。

「オクム78K」では野辺山の反省から出来る限り歩かず、下りはしっかり走って呼吸数高めを維持することで、胃腸トラブルを回避することが出来た。

「FTRみなの50K」は過去最長距離のトレイルで、想像以上のダメージを脚に受けたけど、自分に合った補給を試しつつ、急登や長い下りを越えて完走できたのは良い経験になりました。

 

最後の仕上げとして7月の連休に富士登山を計画していたが、直前に息子がコロナに感染。私は濃厚接触者となってしまい富士登山は断念。高度順応をすることなく当日を迎えることになってしまった。登っておきたかったなあ。

 

さて、レース前、ザックに詰め込んだのはこんな感じ。

 

普通のウルトラマラソン装備に加え、登山装備として、雨具上下・ダウン・ウール手袋・ゲイター・サバイバルブランケットなど、補給としては、くるみ餅・塩タブ・梅純タブ・ドライフルーツ・眠気対策のカフェイン入りジェルなど。
あとはコンビニ補給で繋いでいく戦略になります。

ロードが多いので、シューズは履き慣れた「ナイキペガサス38」にしました。

 

さて金曜日、東京駅からN700系こだまに乗る。車内で稲荷&巻き寿司を補給。

同じ新幹線にトラさん、さりー夫妻も乗っています。

新富士駅に降りて合流。4人でタクシーに乗り、富士みなと公園へ。

 

富士山は雲に隠れたり、時折、姿を見せたり。登山指数はAの予報。

 

受付のボランティアをやっているナオさん・キヨさん、自宅の富山からゼロフジゼロを完走してきたのに、メッチャ元気なにゃ~にゃさんに挨拶!にゃ~にゃさんは4年前のゼロ富士で富士スカイラインを一緒に走らせてもらった。

 

 

砂浜に降りて砂を拾うさりー夫妻とヒゲさん、私は海にタッチしたくてテトラを登ったけど、波が高すぎて断念でした。

そこからスタートゲートに向かい、ヒゲさん、jimmyさんも一緒に16:21にスタートをします!

 

24時間、112km、獲得標高3776mの旅、いよいよスタートです!

 

 

まずは直前で変更になったルートを通り、港大通りへ。胃腸トラブルが発生する前にガスター10を摂取。

アーリースタートで例年より早い時間のためまだ暑い時間帯。発汗量が凄い。富士ICを左折。富士富士宮線に入ると早くもトラさんはペースアップ。ヒゲさんも見えなくなる。

 

暑さのため早くも息があがる。早めのコンビニ休憩。富士宮駅を通過し、浅間大社に到着。予定通り2時間弱。今まで真っ暗な浅間大社しか見たことが無かったので、初めて明るい境内を見て、湧き水の場所も確認できた。

浅間大社にて完走と家族の健康を祈願>

 

日が徐々に暮れてきて、いよいよ登り坂になっていく。

休憩所を設けてくれているセブンに立ち寄り、サンドイッチとコーラを補給。

4年前には無かった最終コンビニのファミマに寄り、カップラーメンミニとミニトマトを購入。おにぎりと予備のポカリをザックに入れる。

コンビニの脇で、さりー夫妻、jimmyさんとしばし談笑&補給をする。

 

山宮浅間神社を過ぎ、最終自販機を越えてしばらくすると、九十九折りのロードが始まります。周囲は雨が降ったのか地面は濡れてむんむんとする凄い湿度。

交互に走ったり、歩いたりを何度も繰り返しながら、10km強の距離を進み、ようやく西臼塚のエイドへ到着。

ガスターのお陰か、今回は胃腸の調子が良い。おにぎりを食べて、水分補給、フルーツもいただいてフル充電。水分以外は私設エイド提供とのことで、本当に感謝です。

富士登山競争に出場してからの参加となったjimmyさんは、とても辛そうだった。

 

エイドを出て、しばらくは霧雨の中を進む。やがて旧料金所を通過。警備員さんに挨拶をしてマイカー規制のルートへ入る。

いつの間にか地面が乾いていて、ヘッドライトを消すと空は満天の星空。上空を見上げると夏の正座「白鳥座」が大きく天に羽ばたいていた。気持ちの良い登山になりそうだ!

正面に見える富士山はヘッドライトが点々と光り、登山道を進むランナーを想像できた。

 

今年はなぜか全く眠気が無い。目はギンギン。頭はクリア。さりー夫妻と話しながら(どちらかと言うと私ばかりしゃべりながら)進み、途中の施設エイドにて、有難いことにチキンラーメンをいただき元気が出る。寒くなってきて雨具の上(モンベル トレントフライヤー)を着る。

五合目到着は1:20頃。

約9時間での到着は前回出場時と同じタイム。私的には予定通りでした。

 

休憩所にて、ゲイターを付けて、おにぎりを食べる。

さりー夫妻は着替えやら準備に手間取っていて、おそらく登りは私が遅いので先に出発する。

 

 

いよいよ富士登山開始。

 

ここまでは順調に来た。

しかし富士登山は、4年前DNFだったゼロ富士以来?

大丈夫か俺?!

 

続く